生涯も健康な歯を保ち続けるため、歯のトラブルを早期発見・早期治療をして、早めに治療をする必要があります。80歳まで20本以上の歯を残し、1本でも多くご自身の歯で噛むことができるような健康状態を保つことは、全身の健康にも繋がるので、当院では歯を残すため患者様の口腔内の管理を行います。
これから先も生涯長く正常な口腔内の環境を保つため、
歯の構造や疾患の性質を理解したアプローチで口腔環境の維持に努めます。
歯の構造を知る
歯は、口の中に露出している部分である歯冠と、歯冠より下の部分である歯根で構成されており、表面からエナメル質・象牙質・セメント質の硬い組織からできています。そしてその周りには歯周組織という組織があり、それらの組織が歯を支えています。歯と歯周組織を正常に守るため、正しいケアで清潔な口腔環境の維持が重要になってきます。
歯を失う2大疾患は、「むし歯」と「歯周病」です。
生涯も健康な歯を維持するために、疾患を理解した治療で口腔内を守ることが大切です。
むし歯
歯に食事の食べかすや汚れがついたままだと、ニュータンス菌と呼ばれる細菌が酸を出し、その酸が歯を溶かしてしまいます。これがむし歯です。細菌の浸食が進むとエナメル質から象牙質、歯髄までとさらに内部へ進行が進んでしまいます。
歯周病
歯に食事の食べかすや汚れがついたままだと、ニュータンス菌と呼ばれる細菌が酸を出し、その酸が歯を溶かしてしまいます。これがむし歯です。細菌の浸食が進むとエナメル質から象牙質、歯髄までとさらに内部へ進行が進んでしまいます。
むし歯や歯周病の二大疾患から歯を守り、できるだけ歯を残すための治療を実施しています。
むし歯治療
一度虫歯になった歯は再び虫歯を再発する可能性が高いです。そして何度も治療すると歯の健康寿命も短くなり、最終的には抜歯の可能性があります。再発を予防し、先を見据えた治療で歯を守ります。
むし歯になった箇所を取り除きます。歯を削る部分が最小限になるように感染部分を丁寧に取り除きます。
むし歯を削って取り除いた部分に、金属やレジンなどでできた詰め物や被せ物をつくり、歯に埋めます。
時間が経つに従って天然歯が動くので、噛み合せが変わります。定期的にメンテナンスを受けることが重要です。
歯の根まで細菌が感染してしまった歯の神経を取り除くことで、
根管内の細菌を取り除き、洗浄・封鎖して再発を防止します。
01
むし歯が神経まで達成してる場合
歯髄温存治療
炎症が起きている神経の一部のみ除去し、歯髄保護材料で封鎖して保存して神経を守ります。
02
神経が重度の炎症・壊死している場合
初回根管治療
温存保存治療が行えないほどむし歯が進んだ場合、歯管を洗浄し、神経を取り除きます。
03
神経が除去された歯の再治療する場合
再根管治療
根管の中の細菌を取り除き、洗浄して封鎖することで再感染を防ぎます。
外科的根管治療
通常の根管治療では届かないほど深部や歯根の外側まで細菌が広がり、歯根の尖端に炎症が起きて膿が溜まった状態。
歯の内部で感染した歯髄や細菌を丁寧に取り除き、再発を防ぎます。
歯周病治療
歯周病は腫れても痛みがほとんどなく自覚症状に乏しくため、気づかず症状が進んでしまうことがあります。
その上、歯周病は糖尿病や脳梗塞など全身疾患を引き起こす可能性があるので正常な口腔環境をつくることが重要です。
口腔清掃
歯周病の原因となるプラークを取り除き、口腔内をクリーニングします。
歯石除去
表面や歯肉に麻酔をして歯根に付着した歯石を除去します。
歯周外科手術
抗生物質の投与やクリーニングで改善されない場合は、ポケットの深さを減少させる外科手術を行います。